嘘をつくから喰ってくれ

生まれたときから独裁者

一人で卵を産みました

 

私、お引越しします。

 

悲しみと痛みから始まった始まったこの場所での生活は、

 

忘れたい懊悩、美醜への拘泥、生きる働く難しさ、性の耽溺、あなたとの睦み、涙とかぬか喜びとか狂気とか。

いろんなものにまみれて、三年弱。

少しの痛みと一緒にお別れすることになりました。

 

別れはいつもあるべくして、と思ってはいるけれど、寂しく、心細いのも、事実。

本当に大切な思い出がおおいよ。

痛みはいつか懐かしいとは、ほんとうのこと。

わたしはけっきょく、痛みが好きなんだろうか。

 

世にも美しい福禄寿、花びら舞い散る無意識下。

たくさんの美しいものを、痛みを、絶望を、寒さを、世界の終わりや始まりを、見た。感じた。

素晴らしい土地だと思うの。

わたしの、ふるさとに、決めた。